岐路

関西地区本部と錬心舘兵庫県空手道連盟の今後について

「全日本少林寺流空手道連盟」と「道統少林寺流空手道錬心舘(以下、錬心舘総本山)」は、二代目ご宗家時代までは両方の代表者がご宗家でした。そして三代目体制になった際、新たに一般社団法人(以下、法人)を設立し正木先生が代表者に、錬心舘総本山は保勇三宗家が代表者として、今日までそれぞれの役割を担われてきました。

このたびの突然の法人側 常任理事専務理事による実質的な宗家制廃止に向けた行動(書類流出)は法人理事の大垣としても寝耳に水でした。ここに至った経緯を発信元の法人側の先生方に伺いましたが、見解の相違や私情のもつれが根底にあるように推察(感情的で事実が見えない)されたため、事実関係の整理のために、中立的な見届け人として本日(後に翌日も)の錬心舘総本山側と法人側の話し合いに立ち会いました。

※事の顛末の詳細内容は「別の道を歩む」との答えも出ましたので新たな火種による時間と労力を生まないよう割愛させて頂きます。

今回の件は代がわりで世代間の距離が生じていた所に長引くコロナ禍で不満や疑念心が蓄積され、私心に拍車がかかりSNS等で信頼関係が拗れた結果である事は周知のことです。今後は「犯人探し文化」のような誰も得をしない方向に発展することの無いよう日頃から言葉による対話を心がけたいものです。

大会や研修会など宗家のサポートを担われ、親交のあった正木会長をはじめとする先生方と袂を分かつことは、本意ではありませんが、このたびの問題を解決に導けなかった責任を重く受け止め、近日中に法人への個人・団体の脱会届と理事職の辞表を出します。 
その後、関西地区本部と錬心舘兵庫県空手道連盟は総本山を拠点とする道統少林寺流錬心舘空手道にて活動出来るよう申請予定です。
法人の一員として、お世話になったみなさん永年ご高配賜り有難う御座いました。
一般社団法人全日本少林寺流空手道の益々の発展をお祈り申し上げます。

今後の予定については、恐らくは錬心舘総本山の年間予定の改訂版を元に活動し、私個人としては金剛杖術の習得に努め、宗家が将来的な目標を語られた師範クラスの武器術の競技化に関しても、まずは後進の技術の向上と更なる「自分磨き」に着手して行ければと考えています。

※錬心舘として宗家制並びに総本山と共に道を歩まれるお気持ちの方は、まずはお世話になった法人との関係性にケジメをつけた上で、事務局の山﨑氏(連絡先は従来通り)まで連絡されれば、新しい会費の振込先や沖縄県開催の(故)本間貴文師範(理事)の追悼を兼ねた錬心舘空手の全国大会について案内頂けるかと思います。
令和5年5月 8日 作成
令和5年5月16日 改訂
道統少林寺流錬心舘空手道
関西地区本部長 大垣恵二
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今日は本山内にある連盟事務所の引っ越し日でした

【起】2023年5月5日付で錬心舘総本山並びに道統少林寺流空手道錬心舘は、一般社団法人全日本少林寺流空手道連盟とは別の道を歩むことに宗家がご決断され8日の連盟役員との会合で決着しました。

【承】これに伴い、8日に通帳印鑑キャッシュカード類一式が連盟役員(福元氏)の手に渡り、今日(5/21)は錬心舘総本山内の連盟事務所から帳簿、金庫、複合機、FAX、机、ホームページなど物品やIDが持ち出され、ひとまず連盟側との関係性にピリオドが打たれたことをご報告します。

【転】なお、開祖時代から今日まで、錬心舘保宗家名で発行の免状通番と名簿については一般社団法人側から宗家側に対して全ての個人情報を渡すよう打診があったものの、両方の会員が複雑に混雑するなどセンシティブな対応が求められる事等から、本件のみ棚上げとなった模様です。

【結】本件は宗家の言葉を借りるとすれば「門下生の事を考えた対応を…」との意向も踏まえ、第三者を交えるなどで、威喝(ハラスメント)無しの冷静な話し合いによる、より良い解決(名簿を使ったプロパガンダが生じないフラグ設定等)を図ることが出来ればと願います。

荷物の撤去を終え、晴れて連盟と別の道を歩み出した錬心舘総本山。宗家制保持の組織運営に支障をきたさないよう私心介さぬサステナブルな息吹が整然とスタートしました。

令和5年5月21日作成
令和5年5月22日改訂
錬心舘兵庫県空手道連盟
会長  兼  関西地区本部長
大垣  恵二
広島の全国大会以降に錬心舘側に移籍をお考えの方へ…とりあえず本山に意向の入電をおすすめします(既に別の道を歩み出しおり、別団体からの新規入会扱いになる可能性も考えられますので…)

「上記掲載文は錬心舘播磨支部よりコピーしたものである」